【4・5歳児向け】ポリ袋で制作・簡単に作って遊べるおすすめ10選

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室内でも戸外でも、簡単に作って、楽しく遊べるのがポリ袋を使った遊びです。
ポリ袋ならば、遊びに応じて様々なサイズがあり
おまけに、とっても安価。
カラーポリ袋だってあるから、イメージを膨らませて制作の幅が広がりますね。

気軽にキッチンにあるポリ袋で楽しい制作遊びのアイデアをお伝えします。
幼稚園教諭として38年間、子どもと関わってきた私が、おすすめの遊びをご紹介します。
ぜひ作って、楽しく遊んでみてくださいね。

ポリ袋制作は簡単に作って遊ぶ

ポリ袋制作は、はさみを入れることも少ないし、
糊ではなく、セロテープや両面テープで接着することがほとんどです。
制作の時に糊で手がべとべとすることを嫌がる子どもも多いし、糊が乾くことを待つ必要もない。
そのため、思いたった時に、すぐに作って遊べるこのポリ袋制作は大人気です。
輪ゴムやモール、たこ糸などの補助教材もどこでもあるものだし、代用になる材料もすぐに見つかる!
さっと作って、いっぱい遊びましょう

飾って遊ぶ

〈金魚〉
ポリ袋の中に、セロハン紙が入っています。
お部屋に吊るしたら、色々な色の光がきれいです。
もちろん、たくさんの金魚を作って、魚釣りゲームを楽しんでもいいですね。

〈魔女に変身〉
黒いポリ袋を切り開き、マントになりました。
ハロウィンの時の魔女になっているつもりです
様々なカラーポリ袋がありますから、なりたいもののイメージに合わせて作るといいですね。
お裁縫が苦手な人でも、ハサミ両面テープでどんな衣装もできますから、
劇ごっこも盛り上がりますよ。

試して遊ぶ

〈ゆらゆらパラシュート〉
ポリ袋を8角形に切って、8本の糸をセロテープでとめて、重しをつけます。
高いところから落としてみると、パラシュートが開いて、ゆ~らゆ~らと落ちてきます。
初めから、パラシュートを開いていてもいいし、閉じたままだったらどのように開くか?楽しみです。
重しはどのくらいの重さにしたらいい?
どのくらいの高さからだったら楽しめるかな?
パラシュート遊びをしながら、何度も工夫できますね。

〈フワフワこいのぼり〉
傘用の長いポリ袋で作ります。
しっかり空気を入れて、パンパンにしたら、勢いよく飛ぶかもしれませんよ。
どこまで飛ぶか、友達との競争です。

〈ジャンボヨーヨー〉

ポリ袋に少量の水と空気を入れて、口を輪ゴムで止めます。
さらに、長くした輪ゴムをつけたら、夏祭りのパンパンボールのできあがりです。
水の量が多いと輪ゴムがビョーンと伸びてしまうから、絶妙な調整が必要ですね。
室内でするならば、もし、ポリ袋が破れてもいいように二重にする方が安全かもしれませんね。
ただし、水遊びで思いっきり遊ぶのならば、バァーンと弾けてびしょ濡れになることも楽しいですよ。

〈かんたん水鉄砲〉
ジャンボヨーヨーの口を縛る時に、ストローを差し込んで輪ゴムで縛ると、水鉄砲になりますよ。
この時には、水は多めにすると、ストローから水がビューッと飛び出します。
夏の水遊びにおすすめです。

〈びっくり箱〉
かんたん水鉄砲と同じ作り方です。
ただし、牛乳パックの下部に小さな穴を開け、そこにストローを通しています
ポリ袋におばけの絵を描いて、くしゃくしゃにしたまま牛乳パックの上から突っ込みます。
横に飛び出たストローから息を吹き込むと
くしゃくしゃにしたポリ袋が膨らんで、上から、出てきた!おばけ!!
この時のストローは、曲がるストローを使うといいですよ。

いろいろな絵を描くと楽しいです。
油性マジックで描いてOK!
キラキラテープやシールなどで飾り付けてもいいですね。

〈ペッタンてるてる坊主〉
てるてる坊主のダーツです。
傘用ポリ袋トイレットペーパーもしくはティッシュペーパーを詰めて、
セロテープで形を整えてたくさんのてるてる坊主を作りましょう。
晴・曇り・雨の絵を描き、壁に固定します。
その絵には、ガムテープを粘着面を外にして貼り付けておきます。
てるてる坊主を絵めがけて投げつけ、明日のお天気を占います。
ペタンとくっついたところが、明日のお天気です!

体を使って遊ぶ

〈ポリ袋キャッチボール〉
この場面では、25ℓのポリ袋を使っています。
お天気が悪いある日、部屋でボールを使ってキャッチボールを始めた男の子たち。
とんでもない!人や物に当たったら大変!だと、ポリ袋キャッチボールを提案。
ちょっとくらい動きが遅い子どもでも、フワフワポリ袋ボールだったら、付いていけますよ。

たとえ友達がいなくても、さあ一人で落とさず何回ポリ袋ボールをつくことができるでしょうか?

このポリ袋ボールキャッチボールは、動きがゆっくりだから、
たとえ立って運動が十分でない子どもたちだって、楽しめますよ。
団扇があれば、ボールを仰いでふんわりさせたり、団扇をテニスラケットのように使ったら
キャッチボールがもっと楽しくなりますね。
この時のポリ袋は、Mサイズを使っています。

このポリ袋キャッチボール遊びは、遊ぶ人を選びません。
運動能力がなくても大丈夫。
障がいがあっても大丈夫
本気で、汗をかきますよ。
紐でコーナー分けして、チーム対抗にしても盛り上がります。

ポリ袋バレーボールとしてご紹介しています。

〈ぐにゃぐにゃ凧〉
風さえあれば、簡単にあがる凧です。
ポリ袋を開いて、両脇をひごで張って、タコ糸を結びつけただけです。
ポリ袋に油性マジックで好きな絵を描きましょう。

ポリ袋制作のメリット


 なんといっても、ポリ袋は簡単に扱うことができます。
いろいろなサイズの袋をそのまま使ってもいいし、切り開いて使ってもいい。
たくさん使っても、コストが安いから失敗を気にしないで制作できますね。

 接着はセロテープや両面テープを使うため、次の工程にいくまで乾くのを待つ必要がありません
作ったら、すぐに遊びたい子どもにはうってつけの素材です。
油性マジックで自由に絵が描けます。
さらに、撥水性があるために、水遊びの時にも作品で思いっきり遊ぶことができます。

 とってもシンプルな素材だから、子どもたちの自由な発想を活かした制作が楽しめます。
自分だけの作品を作り上げることで、想像力や創造性を養うことができます。
いろいろな素材と組み合わせることで、より一層制作は充実したものになります。
固定概念に捉われることなく、自由に作りたいものが作れることは大きな魅力ですね。

 制作遊びを通して、リサイクルの意識をもつことができます。
また、ポリ袋は紙類の処分とは違って分別をきちんとしなければなりません。
子どもたちに、いつもの制作遊びよりも環境保護の意識を高めることになるでしょう。

ポリ袋制作遊びで気をつけること

1 制作中でも遊びの時にでも、ポリ袋を被ってみたり、友達の顔に押し付けたりすると
窒息の危険性があります。
必ず保育者は、子どもたちの様子を見守っておくことが大切です。

 簡単に折りたたんだり切ったりできるということはメリットなんですが・・・
はさみを使ってポリ袋をカットすることは、案外難しいです。
ポリ袋の表面がツルツルしているため、はさみでカットするには、ちょっとしたコツがいりますね。
子どもに、ポリ袋をピーンと張ってからハサミを入れると
スルスル~と切れることを教えてやりましょう。

また、二人で協力して切るといいことを伝えましょう。
ただし、ハサミの先を友達に向けたり、他の用具の扱い方についても気を遣ったり
安全面においてのしっかりした指導が必要です。

 床に置きっぱなしにしているポリ袋踏んでしまうと、滑りやすいです。
制作活動について、すべてにおいて言えることですが、床に物を置きっぱなしにしないようにしましょう。
また、遊びに夢中になり、高いところから落ちたり物にぶつかったりすることがないよう、
遊ぶ場所の安全整備に気をつけましょう。

 劣化したりや汚れたりしたポリ袋の使用はやめましょう。
使用済のポリ袋を使用した時に、アレルギー成分が残っている恐れもありますね。
また遊んでいる時に破れて、中の水がこぼれて、その水で滑って怪我をすることのないように
遊びによっては、ポリ袋を二重にするなどの配慮が大切です。

 片付けの時には、ポリ袋は燃えるゴミとは分別する必要があります。
ポリ袋は便利な素材ですが、環境に与える影響は深刻です。
ポリ袋は、自然環境で分解されるまで数百年かかると言われています。
微細なプラスチック粒子に分解されて、土壌や海洋汚染に繋がるからです。
また、燃やしても温室効果ガスの排出となり、地球温暖化に繋がります。
リサイクルの難しさから、子どもたちにも環境保護の意識をしっかりと持たせることが大切です。

まとめ

身近にあり、子どもたちにも扱いやすいポリ袋制作は、保育ではよく扱われます。
制作して飾って終わりではなく、作ったものでいかに楽しく遊ぶかが大切です
子どもたちは、目的がはっきりするとより意欲的になります。
その時に、子どもたちがイメージを膨らませながら実現していくことができるように、
保育者は、様々な素材の準備であったり、遊びの場所の安全面であったり
環境に気を遣う必要がありますね。

いくつかの制作例を紹介しましたが、
子どもたちや保育者のアイデアで、もっともっと工夫して楽しい遊びを作ってみてください。
この記事は4・5歳児の遊びとして書いていますが、年齢にこだわる必要はありません。
保育者が楽しく遊んで、子どもたちに元気に楽しく遊ぶおもしろさを伝えていくといいでしょう。
このポリ袋制作を通して、きっと子どもたちの想像力・創造性は豊かになることでしょう。

ポリ袋の処理については、環境保護の面から、子どもたちと考えるいい機会になると思います。
制作して終わりではなく、より活発な遊びをしたり環境問題を考えたりと、
心豊かな遊びに繋げていってくださいね。

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