情報化の時代、スマホが生活の中にあることが当然になってきました。
子どもたちでも、スマホでわからないことを調べて、すぐに情報を得ることができます。
スマホの一番のメリットは、知識の広がりを簡単に手に入れることができることでしょう。
半面デメリットとしては、最近ではSNS関連から問題が起きたという事例も多くなりました。
そのため、外国でも16歳以下の子どもにはSNSを禁止するという法令ができています。
日本でも、スマホ使用の時間制限をした県がありましたね。
SNSは、人間関係を広げるきっかけを作ります。
コミュニケーションをとることが苦手な子どもにとっては、友達をつくるきっかけができたというメリットがありますね。
でもそれ以上のデメリットを考えれば、スマホ依存になる前に制限せざるをえません。
私は38年間幼稚園に勤務していました。
現在は、放課後児童クラブで小学生と関わっています。
子どもたちのスマホに対する関心は高く、大人の私が知らない情報を知っていてびっくりさせられることがあります。
子ども同士、スマホを通して共有できる話題があることはいいのですが、やはりスマホ依存に傾き始めていることを心配しています。
この記事では、マイスマホ制作でスマホ依存をなくし、想像力・創造力、人間関係を豊かにしていくような遊び方を考えていきたいと思います。
スマホ依存をなくすためのスマホ作り
スマホ依存をなくすために、スマホを遠ざけるのではなく
”自分のスマホ”を作る!
これは、子どもの創造性や主体性、コミュニケーション力を高めていくものです。
スマホ依存をなくすためのマイスマホ作り
1 スマホって、どんなもの?
スマホで何ができるの?
↓
〈スマホの構造や役割を考えて〉
・どんな機能があるかな?
・どんなアプリが好き?
・どんなスマホがあれば楽しい?
↓
設計しよう!
(自分だけで考えてもいいですが、友達と話し合ったり、本物のスマホを見たりすると、
もっといいアイデアが浮かんでくるかも。)
〈私が欲しいスマホは・・・〉
「見て見て!カメラが3個もついているんだよ。」と
カメラの位置を考えたり・・・
「いろいろなゲームしたいなぁ」
「スマホケースもつくるよ」
「ホームボタンは、キャップで作ろうかな~」
いろいろなアイデアが浮かんできています。
友達との会話も弾みますね。

〈育つ力〉
・友達と会話したり、本物を観察する。→ 考える力
・スマホの必要な機能を考える。→ 論理的思考
・自分が欲しいスマホについて話す。 → 表現力

廃材で、スマホを作ろう!
まず、ケース作りから、頑張っています!

1 素材は何を使う?
・空き箱 ・ダンボール ・ペットボトルのキャップ ・雑誌や古絵本の切り抜き
・ビーズやシール ・折り紙 ・マスキングテープ など
↓
これで ~ の部分を作ろう! (素材の見立て)
★いろいろな素材を選んでいると、素材が宝物になってきます!

〈大人の役割〉
お子さんは、スマホで見たり好きなキャラクターと同じものを作りたがるでしょう。
そっくりは当然無理ですが、世界に一つだけの自分だけのものを作ろうと励ましてあげましょう。
・どんな材料があればいいか、一緒に探しましょう。
・日頃から廃材を集め、自由にその中から探せる『廃材ボックス・・・宝物の箱』があるといいですね。
・廃材といっても、飾りつけにはきれいなものがあれば、お子さんのやる気は増します。
・時には、何を作りたいということよりも、「このきれいな材料を使いたいから、~を作る」ということもお子さんの心情です。
・必要に応じて、100円ショップで材料調達も便利です。
・お子さんが作り始めたら、困った時以外は助言はしない方がいいです。
大人の感覚で「こうした方がいいんじゃない」と声をかけたことで、お子さんが急にやる気をなくしてしまうことがよくあります。
・たとえ稚拙な物であっても、いいところをしっかり認めてあげてくださいね。
・少しずつ失敗を繰り返しながら上手になっていくものです。
・安全面にしっかり配慮してくださいね。
ハサミはもちろんテープカッターなどの扱いにも注意です。慣れてくると千枚通しなども扱うことがあります。正しい扱い方をしっかり教え、必要に応じて大人が手を添えてやりましょう。
2 アプリは、紙のアイコンで自由自在
画面に
・カメラ ・メッセージ ・ゲーム ・時計 ・天気 など
を描きこんだり、描いたものを貼ったりすることで、スマホの世界に入り込みますよ。
この時に、本物のスマホにはどんなアプリがあるか見せてあげるといいですね。


〈A子ちゃんの発見〉
先生のスマホに ~ がある。
パパのスマホと同じ!
先生も ~しているんだね。
私も、それを作ろう!
作ったスマホで遊ぼう!
★自分のスマホのアプリを開いて、友達と一緒に一気にスマホごっこが広がりました。
〇 メッセージごっこ
・紙に書いたメッセージを交換・・・チャットができます。
・自分のライン画面には、シールに書いて貼ったりします。
「あそぼう!」 「今日の天気は?」 「好きな食べ物は?」など
★自分の思いを言葉で言い表せなくても、紙にメッセージを書くことで、表現力は育っていきます。
短い文章で書くことが、子どもたちのハードルを低くしていますね。
〇 カメラ
・スマホを向けて、「ハイ、チーズ!」
・さっそく絵を描いて、撮影した写真の出来上がり。

★絵を描くことが苦手でも、写真現像という目的がはっきりしていると生き生きしています。
〇 天気予報
・自分で天気マークを描いて更新
・晴れ・曇り・雨のシールでもいいですね。
〇 ゲーム
・画面に自分のしたいゲームを描きます。
・子どもたちは、自分がどんな遊びをしたいか考えて、このアプリを作った時が
一番盛り上がりました。


上の写真のゲームアプリは
・牛育てゲーム
・馬育てゲーム
・メイクゲーム
・春待ちゲーム
・花育てゲーム
みーんな、私が考えたんだよ!
おもしろいでしょ~
〇 電話
・自分のスマホを持って、楽しくおしゃべりです。
・昔の遊びでは、糸電話ごっこでしたよね・・(笑)
〇 時間
・今、何時?
・午前、午後の感覚がわかっていますね。

★デジタルではなく、アナログのスマホですから、子どもたちの発想がどんどん
広がって、楽しいスマホごっこに発展すること間違いなしです。

友達関係を豊かにするスマホ遊び
スマホで遊ぶのではありません。
スマホを通して、友達との関係を広げていくのです。
廃材スマホは、本物のスマホよりもコミュニケーション力を必要とします。
だから、友達関係をより深めていくのです。
1 スマホショップ遊び
いくつか廃材スマホができたならば、ごっこ遊びとして発展するとおもしろいです。
・店員とお客さんの役割分担
・スペック(スマホの機能、構成、仕様など)を説明
・カスタマイズまで、スマホのさらなる制作に関わってくれば本格的
・子ども同士のやり取りを楽しみましょう。
・店員やお客になりきっての会話が弾みます。

2 メッセージ交換ゲーム
・紙のメッセージ(シールに書いて貼ってもいい)を ”送信”
・相手も同じように ”返信”
・お互いに見せ合う。
★文字を書く力や相手のメッセージに合う内容の言葉を考える力が育ちますね。

★ 自分の好きなキャラクターシールをたくさん使用しています。
★ 「きどく」の文字、さらにその時刻がしっかり表示されて、スマホ遊びにつながっています。
★ ここでシールを使用することで、シール交換のストレスが軽減されるかも・・・
シール交換の記事は、こちらで詳しく読めます。
↓
3 写真コンテスト
・カメラアプリで撮ったつもりの写真(絵)を描く。
・みんなで見せ合って、どれがよく
撮れているかを投票する。
・もちろん自分のアルバムを作ってもいいですね。

4 アプリ開発会議中!
・新しいアプリを考える。
・新しいスマホを作るためには、どんな材料が必要かなどを話し合う。
★発想力、イメージしたものをどのように表現するか?
・友達とアイデアを出し合って(プレゼンする力)、協力して制作する。などの力が育ちますね。
・大人では考えられないユニークなアプリに感心させられます。

〈N子ちゃんの希望〉
こんなアプリがほしい!
自分の好きなキャラクターのシールを貼りました。
「youtubeで見たいな!」
「お菓子が出てくるアプリっていいね。」
「動物と話せるアプリはどう?」
「友達の気持ちがわかるアプリもいれたい!」

・上記は、推しカツのシールを貼ったYouTobeの画面です。
まとめ
この記事では、スマホ依存をなくすために、あえてスマホ遊びを提案しました。
スマホってなんだろう?
スマホの役割を子どもたちにしっかり理解させて、正しくスマホを使うようにさせたいという願いがありました。
廃材を使って ”マイスマホ” を作りました。
そのためには
・自分で考える。
・自分で作る。
・友達と関わって、制作したり遊んだりする。
このプロセスが、とっても大切なんです。
子どもたちにとって、You TubeやTic Tocを見たり、インストールしたゲームをしたり
これまでのスマホの使い方は、受け身的なものでした。
しかし、”マイスマホ”を作るということで、子どもたちは主体性を発揮しました。
スマホは決められたものばかりでなく、自分たちでどんどん開発・更新していけばおもしろいということに気づいたのです。
そのため、受け身でだらだらスマホを見る時間が減りました。
スマホ依存をなくすという ”本当の効果” を得ることができ、
子どもたちの心に ”マイスマホ” が宝物になってきました。
さらに、スマホがなくてもこんなに遊べるんだという体験ができれば
自然とスマホ依存をなくすことができると思いますよ。
素敵な ”マイスマホ” を作ってみてくださいね。
この記事では、廃材を使ったスマホ作りを中心に書いていますが、
スマホ依存をなくすための知育遊びをもっと知りたい方は、こちらもどうぞ!
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