【春みつけ】立春過ぎたら、子どもと味わう春の喜びと遊びのアイデア

あそび

節分も終わって、おなかの中に住んでいた鬼も逃げていきました。
節分で、「冬が終わったよ」
翌日は、立春
この日は、「春が始まるよ」という心がワクワクしてくる日ですね。

まだまだ寒いけれど、いろいろなところで春の準備が始まっています。
立春過ぎたら、みんなで、”春みつけ”をしませんか~

私は38年間、幼稚園に勤めていました。
元気に節分で豆まきをした翌日は、必ず、子どもたちと一緒に『春みつけ』をして、春が近づいているワクワク感を味わっていました。
大人でも気づかない ”春” を子どもたちは見つけてくるのです。

この記事では、立春から始まる24節気という季節の学びについて、
さらに『春みつけ』のアイデアなどをお伝えします。
さあパパやママも一緒に、春みつけに出かけましょう!
きっと心も体もあたたかくなりますよ。

立春って何?

冬と春を分ける節分(豆まきしました!)の翌日を立春と言います。
2月4日頃。
時々、日にちは1日くらい前後することがあります。

Y先生
Y先生

〇 節分って、何?
 → 冬がもうすぐ終わるよー というお知らせの日
(本当は24節気の中では、節分は24あります。その中でも一番子どもたちになじみ深いのが豆まきをして鬼祓いをする2月の節分)です。

〇 立春って何?
 → 春が始まりますよー というお知らせの日  
  まだ寒いけれど、ドアが少し開いて、春がちょこっと顔を出す日

旧暦では、立春が1年のはじまりと考えられていました。
5月にある八十八夜という節目の日
立春から数えて、88日目新茶の摘み取りが行われる『八十八夜』

子ども
子ども

夏も近づく
八十八夜~♪トントン
って、聞いたことがあるよ。

立春から数えて210日目は、台風が襲来する可能性が高い『二百二十日』
このように、立春を起点とする節目があります。

また24節気には、
春分の日、立夏、夏至、立秋、秋分の日、立冬、冬至、大晦日、大寒など
聞いたことがあるのではないでしょうか?

立春後、最初に吹く南寄りの強い風を『春一番』と言います。
子どもたちと季節を意識しながら遊ぶことで、より一層自然に関心をもつようになりますね。

参考までに、節分の過ごし方については
    

【春みつけ】遊びにつなげるポイント

春が近づいてきていると感じるだけでも、心はワクワクしてきます。
窓の外を眺めてみましょう!
散歩に出かけましょう!
上着を一枚脱いで、公園で遊んでみましょう!
身近な環境の変化を、体全体で感じ取って、『春みつけ』

〇 五感を使って『春みつけ』

〈視覚〉
 冬から春に近づいてきた変化の兆しを目で見つけてみましょう。
 ・秋に植えた鉢から、ちっちゃなチューリップのが出て、その色はきれいな黄緑色
 ・葉っぱが全部落ちて枯れたかと思った木々の若芽
 ・プランターや花壇の水仙のつぼみ
 ・野原には、草の芽
 ・タンポポの黄色
 ・なずなは冬の寒さでがんばって、ピーンって元気にのびてきた 
 ・どんよりした冬の灰色の空にも日差しの明るさ
  

子ども
子ども

晴れた日の空を見上げて
「なんか、空が明るいよ!」

〈聴覚〉
春の音ってどんな音だろう?耳をすませて!
鳥の声 
・冬のゴーゴーとか、ビュー。ピープーに比べて、やさしい風の音

〈触覚〉
いろいろなものを手や指で触れてみよう!
お日様の光が当たって、公園の遊具があたたかくなってる。
・手袋外しても、手が冷たくないよ。

〈体感〉
体全体で、感じてみよう!
日差しや風も、気持ちいいね~
日陰と日なた、どっちが気持ちいい?

       
〇 『春みつけ』で春が近づいていると感じたことを話してみよう。
〇 見つけた春を教え合って、みんなで確かめてみよう。

みんなで共有することで、春への期待は大きくなります。
また、より一層感性豊かに見たり感じたりするようになりますね。
感じたことを表現する力も育っていきます。 
子どもの「見つけた!」を大切にしてやりたいですね。

【春みつけ】の遊び

”春をみつけに行こう!”

立春が過ぎても寒い日は続きます。
でもなんとなく、真冬とは違う。
子どもたちと一緒に「春がどこに来ているか、探しに行こう!」

春の色探しゲーム

冬のモノトーンに比べて、春はいろいろな色が増えてきます。
夏のインパクトのある赤や青に比べて、やさしい色です。
特に、緑の中にポッと出てきた花の黄色なんて、目を引きますね。

〇 黄色・ピンク・黄緑・水色などの色を探そう!
・色のカードを準備
・その色を見つけたら、カードに名前をかいていきます。(絵でもOK)
・どこで見つけたか教え合う。
★競争ではありません。
春が来ているという喜びが感じられるように
「かわいいね」「がんばって咲いたんだね」「きれいだね」というように、心がうれしくなるような言葉がけをしてあげましょう。

木の芽合唱団探し

葉っぱが落ちて枯れたように見える木々にも、春の若芽が出る準備ができています。
枝先には、あっちにもこっちにも、ふっくらとした木の芽。
その芽(ふゆめ)は人間の目や口に見えます。
落葉した葉の柄がついていた跡なんです。

〇 木の芽合唱団をみつけよう!
木の芽は、動物の顔に見えたり、帽子をかぶった子どもや妖精に見えたり・・・
個性豊かな表情を楽しんでみましょう!
なんだか、自然に笑いが出てきます。

見つけたふゆめは、何に見える?と想像してみましょう。
・ふゆめは、どんな歌を歌っている?どんなおしゃべりしてる?
・みんなで、一緒に歌ってみましょう!
・絵を描いてみてもいいですね。

鳥の声を聞く時間

お天気がいいと、春の野鳥の動きもとっても活発になってきます。
鳴き声が聞こえた時には、どこで鳴いているかなって、耳をすませてみましょう!

〇 小鳥とおしゃべりしよう!
・晴れた日には、ひばりはとっても高いところで鳴いているね。
・庭の木にとまって鳴いているのは?
・庭に、みかんを半分に切って置いてみましょう。どんな鳥がくるかな?

子ども
子ども

〈野鳥図鑑で調べたよ〉

「チーチュルチーチュルチーチーチュルチー」
 メジロは、目のまわりが白い輪っか

「チャッチャ」
まだ鳴く練習中
上手になったら「ホーホケキョ」ウグイス

「リャーリャー」「キュリリッ」
庭のキンカンの実を食べたよ
ムクドリは、ちょっと大きいね。

図鑑の絵と見比べたらおもしろい!

春を感じる絵本

絵本を読むときは、春のひだまりで、、、
ぽかぽか気持ちよさを感じながら、ゆったりまったり。

やさしい春の気配を感じる絵本〈0~3歳児〉

『はるがきた』 作*こいでやすこ
・うさぎの兄弟が春を探しにいくお話
・春の色を感じやすい、やわらかいタッチの絵

『はるですよ』 作*ひがしなおこ 絵*きうちかつ
・冬眠していた動物たちが目を覚ますストーリー
・リズム感のある言葉で、読み聞かせしやすい

『はるがきた』 童謡絵本
・有名な歌「はるがきた」を絵本化したもの
・歌いながら、春を感じることができる。

春の自然や気づきを広げる絵本 (3~5歳児)

『はるをさがしに』 作*片山令子 絵*片山健
・子どもと一緒に”春みつけ”をしたくなる絵本
・つぼみ、風、光など、春の気配が丁寧に描かれている。

『はるのかぜ』 作*中川ひろたか 絵*村上康成
・風をテーマにした自然絵本
・春の風のやわらかさを感じるお話

『たんぽぽ』 作*甲斐信枝
・たんぽぽの一生を描いた科学絵本
・春の自然観察にぴったり

『はるのうた』 作*きしだえりこ 絵*いもとようこ
・春の生き物や植物がたくさん登場
・やさしいタッチで、季節の変化が伝わる

自然への興味を深める絵本 〈4歳児~〉

『ぐりとぐらのえんそく』 作*なかがわりえこ 絵*おおむらゆりこ
・春の野原の描写が豊か
・遠足前におすすめ

『はるのぎょうれつ』 作*西村敏雄
・春の生き物たちが行列をつくるユーモラスな絵本
・観察の視点が広がる

『はるのにおい』 作*工藤直子 絵*長新太
・春の”におい”をテーマにした感性豊かな絵本
・五感を使った”春みつけ”に発展しやすい。

『はなをくんくん』 作*ルース・クラウス 絵*マーク・シーモント
・たくさんの動物が冬眠から覚めて一斉に走り出す。雪に埋もれた山の中をいったいどこへ?とワクワク感いっぱいです。
・モノクロから最後に黄色の花が一つ。色彩の使い方からも春を感じることができます。
・静から動への変化が、ページをめくるごとに感じられ、子どもたちは注目度アップ。

『ふゆめがっしょうだん』 作*冨成忠夫・茂木透(写真) 長新太(文)
・木の芽の冬姿を拡大して撮影した写真の絵本
・木の芽が、いろいろな形に見えて、イメージがどんどん膨らんでいきます。
・自然が生み出す造形のおもしろさ、ユニークさを楽しむことができますよ。
・上記の「春みつけ」の遊びの参考になる絵本です。

まとめ

身近な環境はどんどん変化しています。
でも経験の少ない子どもたちは、そのことになかなか気づきません。
小さな季節の変化は、子どもたちの心を豊かに育てます。
季節の変化を楽しむことができるようになれば、子どもたちの遊びも生き生きしたものになることでしょう。

この記事では、【春みつけ】によって少しずつ春が訪れてきていることに気づかせるようなアイデアをお伝えしてきました。

〇 立春というような季節の節目は、季節とつながるきっかけになります。
子どもたちの気づきを育てる絶好のタイミングです。
この時期を大切に、春を感じる心を育ててやりたいですね。
きっと木の芽がぐんぐん伸びていくのと同じように、子どもたちの心も大きく成長していくことでしょう。

〇 子どもたちの感性を育てていくには、様々な気づかせ方や遊びがあります。
『春みつけ』という季節の学びを遊びという形で楽しんでみましょう。

〇 立春をきっかけで、春を探すワクワク感を広げていくことができます。
1年には24節気という季節の節目があります。
その節目が一番、季節の変化に気づきやすく、次の季節への期待も高まります。
その季節ごとの行事や遊びを楽しみながら、子どもはもちろん地域の人たちとも心豊かな生活をしていきませんか。

春は入学や進級という成長の節目があることで、他の季節に比べて子どもたちの成長の喜びも大きいのではないでしょうか。
木々や花の芽がぐんぐん伸びていく様子と自分の成長を重ね合わせていき、もっと大きくなりたいという意欲(生きる力)が育っていくといいですね。
まずは『春みつけ』で、春の喜びを体いっぱいに感じてみましょう!

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