子どもの作品の保存方法は、写真がおすすめ!思い出のアルバムが一生の宝物に変身!!

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子どもは制作遊びが大好きです。
子どもの作品は、成長の証であり、親にとっては子育ての宝物なのです。

しかし大人から見れば、廃材で作った作品はゴミの産物にしか見えないことがよくあります。
どんどん増えていく子どもの作品。
そこで親が悩むのは、”子どもの作品をどうやって保存し、いつ処分するか” 

この記事は38年間幼稚園教諭をしてきた私が、子どもの【宝物】としての作品をどう保存していくか子どもの思いを壊さないような保存方法をご紹介します。


さらに一生懸命作った作品を捨てることは心が痛むけれど・・・
物を大切にする子どもの心を育みながらも、どのタイミングで処分したらいいかをお教えします。

子どもの作品の保存方法をタイプ別にご紹介!

絵などの平面作品

  • 描いた時期の順番に重ね、表紙をつける。
  • 作品の端に穴をあけて、綴じひもやリボンでばらけないようにまとめる。
    ただし、穴を開けるときに作品を傷つけないように気を付ける必要があります。
  • 子どもが一番気に入っている絵は、素敵なフレームに入れて飾る。
    みんながよく見えるように、リビングにでも飾っておくと
    子どもは自分が大切にされていることを感じ取ってくれるでしょう。

小さい作品

  • クリアファイルのポケットに入れて、一冊のファイルにする。
    あまり厚みがなければ一冊の本として本棚に年度ごとに順番に入れることも可能です。
  • 透明のビニール袋に入れ、中の作品がつぶれないよう緩衝材など利用して、大きなケースに保存する。

子どもの成長の証だと思うと、何でもかんでも取っておきたいのが親の心情です。
特に平面の作品や小さなものは保存場所に少しでもゆとりがあれば、これもあれもとなってしまいがちです。

しかし、子どもは同じような作品をたくさん作ります。
子どもにどの作品を残すか聞いてから、保存するものを取捨選択していかないとやはりゴミを集めた
ものになりかねないです。

立体作品

  • 立体的な作品も小さいものであるならば、ビニール袋に入れておけばいいですね。
  • 大きな作品については、そのまま取っておくことができません。
    写真に撮って、データ保存がいいでしょう。
  • しばらくは眺めておきたいと思うならば、部屋の中に子どもの作品コーナーを作って、
    そこに飾っておくことをお勧めします。

    出窓など素敵な空間があれば、子どもの作品もインテリアになります。作品の良さを際立たせるような布を敷き、その上に作品を置いてやれば最高です。
    保存するためのクリアケースの上にテーブルクロスを敷き、その上に作品を構成しても一つのドラマの場面を楽しむことができます。
    一定期間楽しんだならば、台にしているクリアケースの中に保存すればいいのです。

おすすめの保存方法は「写真」! 作品記録を思い出のアルバムに

  • 作品を撮影して、そのデータを保存する。
  • 作品を撮影、ブリントアウトしてアルバムを作る。

作品をそのまま保存することが難しい時は、記録を残すことで、保管場所をとらずに済みますね。
特に撮影と同時にプリントアウトできる〈チェキ〉などのインスタントカメラを使うと手間が省け
いつでも手軽に、子どもの作品を見ることができます。

これからの時代は、断捨離を考えると記録の保存が最適だと思います。
ただし、なんでもかんでも写真に撮っていたら、結局、データは莫大な量になります。
定期的に整理しておかないと、見たい時に見たいものを探すことに大変な苦労をします。

私のおすすめはこれ!
作品だけを撮影するのではなく、子どもも一緒に撮影するのです。
一生懸命に制作している子どもの姿やできあがってうれしそうにしている子どもの表情も・・・
当然、その作品を作った子どもの成長過程は、写真にバッチリ記録されます。

これが、思い出のアルバムになるのです!

A子5歳 身長125センチ 体重25キロ  好きな食べ物はイチゴ   嫌いな食べ物はピーマン
サンタさんのおひげを何で表現しようかとかなり悩んで作りました。

とっても丁寧に作ったので、工夫した頑張りを褒めてあげました。

クリスマス前に、切り株を利用して作ったサンタ人形
とっても大切にして、毎日このサンタ人形に
「スヌーピーをプレゼントしてくださいね」とお願いしていました。
          2024.12.6

プリントしたものを、ポケット形式のアルバムに順に入れていきます。
ブリントの手間を省くならば、チェキなどのインスタントカメラを使用するといいです。
その時大切なことは、もっと成長の様子がよくわかるようにするため
次のようなコメントを入れると思い出は深まります。

  • その時の子どもの身長や体重を記入する。
  • 作品に対する子どもの思いを書いてやる。「がんばったところ」「難しかったところ」など
  • 親が子どもの作品を見た感想を書く。
    「成長をしてうれしかったところ」「これからの期待」など
  • 作品を作った当時の出来事や家族の様子など書く。

子どもの作品アルバムを見たら、その当時のことが思い出され、子どもに対する愛情は倍増します。
このアルバムのいいところは、書庫からすぐに取り出して、みんなで観ることができることです。
おじいちゃんやおばあちゃんが来られても、パソコンを立ち上げたり、データを探したり、小さな
スマホの画面を見ることなく
アルバムをみんなで眺めることができます。
かつての家族の団らんの風景です。

子どもの作品で、オリジナルグッズを作ろう!

子どもの作品をオリジナルグッズを作ってみたら、また違った感動があります。
子どもの作品そのものを飾ったり、作品集を作ったりするよりも、かさばらず保存が長期間可能になるでしょう。
グッズによっては、汚れたら洗うこともできるし、何よりいつも身近に置いておけることで作品に対する愛着は高まり、子どもの自信につながります。

さらに一つしかない作品をデータ化することでいくつかの複製品ができる。つまり、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんにもプレゼントできるのです。

  • マグカップ
  • 布製かばん
  • Tシャツやスゥエット
  • 絵本
  • キャンバスパネル
  • カレンダー       など

自分で作成できるものもありますが、少しの金額で専門業者に注文すればグレードアップされたグッズになります。
これらを暮らしの中で使うことで、子どもの作品は一生の宝物になること間違いなしです。

作品を保存する?処分する?親の気持ちと子どもの思いを大切に!

目的により保存方法や処分のタイミングは違ってきます。

親の立場から

  • 子どもの成長の過程を振り返り、時々「かわいらしかったなぁ」と思い出に浸りたい。
  • 子どもが大きくなった時に取り出し、「あの時は~」と見せてやりたい。
  • 子どもが一生懸命に作ったものだから、子どもの思いを大切にしてやりたい。
  • でもこれ以上は、飾る場所も保存する場所もない。

子どもの立場から

  • 一生懸命に作ったから、みんなに褒めてもらいたい!
  • おじいちゃんやおばあちゃんが来た時に、見せたい!
  • 作ったもので、遊びたい!だから、すぐに、捨てないで~
  • まだまだ続きをがんばって作りたい!

保存した作品を時々取り出して見るのならば、すぐに取り出せるような場所や方法が必要ですね。
それとも何かの機会に出して見るとなれば、きちんとした物置などでもいいでしょう。
ただ、いずれの場合にも、何が入っているのかわかるようなクリアケースなどがいいと思います。
めったに出すことはないだろうと段ボール箱に入れ、ガムテープなどできっちり封をして、
他の物が積み重なってしまうと、いずれ取り出すことも面倒になり、忘れ去られるてしまうから
要注意です。

さらに保存場所の環境により、段ボール箱は湿気を吸ったり、ネズミやゴキブリの巣になる恐れが
あり、取り出すことも嫌になってしまうことに!
そうなれば、大切な思い出の作品も価値がなくなり悲しいですね。

いつも眺めておきたいならば、室内のインテリアとしての役目も考えられます。
子どもの作品が、よりよく見えるような飾り方を考えることが大切です。
しかし、いつまでも同じ作品が飾ってあるということでは、作品に対する感動や想いも薄れてきます。
どのタイミングで交換するか、そして交換したものの保存を考えるべきです。

保存する?処分する?
様々な条件を考慮して、親も子どもも納得のいく方法をとりたいですね。

作品を処分するおすすめのタイミング

どんどん増えていくこ子どもの作品です。
いつかは処分しないといけない。
そのタイミングはいつがいいでしょうか?

  • 保管する場所に、ゆとりがなくなった時
  • 作品が汚れたり、破損したりしてきた時
  • 季節の行事が終わった時(ひなまつり、七夕、クリスマスなど)
  • 子どもの大きな成長の区切りの時(卒園、卒業など)
  • 引っ越し時             など

少なくとも1年に一度は見直して、保存するか処分するかを検討する機会を持つといいです。
処分の判断は、親だけで決定するのではなく、子どもの意見を聞くことも大切です。
子どもの大切な作品を「お母さんが捨てた!」と言われ、後で後悔しなくてすみます。

ただしデータ化できているならば、それほど悩まなくても断捨離の波に乗ってもいいと思います。
むしろデータ化していく機会を持つことが、処分の時だと考えたら、どんどん作業は進みます。

子どもはあまり保存することや処分することにこだわりません。
なぜならば、子どもは制作するという活動が楽しくて、完成した時に表現欲求は自己完結していることが多いからです。
処分することに一応子どもに了承をとったならば、親の判断で、どんどん処分しましょう。

作品はなくなっても、作品に対する思い出は消えることはありません。

まとめ

子どもの作品は、どんどん増えていくことは間違いありません。
必ず処分することは必要ですが、それぞれの家庭で保管できる環境は違います。
保管するか?
処分するか?
いつのタイミングで?
どのような方法で?
各家庭で、一定のルールを決めておくことがいいと思います。

子どもが想像力を膨らませ、創造力を高めてできあがった子どもの作品
それは、子どもの成長記録【思い出のアルバム】であり、子育ての宝物ですね


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